1週間の海外旅行へ行く予定です。
ジェイアイ傷害火災のインターネットで加入できる海外旅行保険「t@bihoたびほ」に加入したいのですが、持病があり治療中です。
「たびほ」では持病・既往症は補償されますか?
今回のケースでは持病の補償はされません。
「たびほ(tabiho)」では、保険期間が31日以内で渡航目的が「観光」または「商用」であれば健康状態に関する告知がないため、治療中でも加入することができますが、持病・既往症の治療費用までは補償されません。
後述する持病補償の付いた海外旅行保険を検討してみてください。
■ 解説
「たびほ」では、基本的に持病に関しては補償されない
「たびほ」では多くの海外旅行保険と同様に、出発前に発症している持病は補償されません。保険期間が31日までであれば、治療中であっても加入することは可能ですが、持病の悪化は補償対象外となっています。
ただし、以下の条件のときだけはオプション特約を付帯することで持病を補償してもらうことが可能です。
「たびほ」で持病が補償されるケース
次の条件を満たしている契約で、「疾病に関する応急治療・救援費用特約」を付帯することで持病が補償されます。
《条件》
①保険期間が31日超であること
②渡航目的が留学であること(一般的な海外旅行だと不可になります)
③被保険者年齢が32歳以下であること
※ 「疾病に関する応急治療・救援費用特約」を付帯したとしても、健康状態に関する告知審査は必要です。
健康状態に関する告知の問いは、「現在、ケガや病気で医師の治療、診察、投薬を受けていません」で、たびほHPの「よくあるご質問」によると「持病で定期的な医師の経過観察を受けているが、症状が安定して日常生活に影響がない」場合は加入可能と記載されています。
短期の旅行で持病補償が必要なときは
「たびほ」では長期留学の場合のみ持病が補償されますが、冒頭の【質問】のように「短期の旅行で持病補償が必要なとき」は、別の保険会社で加入することになります。
個人的にはAIGの海外旅行保険がお勧めです。
AIGの海外旅行保険はインターネットで加入可能で、保険期間が31日までであれば割増保険料不要で持病・既往症の治療費用も補償されます。健康状態に関する告知も不要なので、治療中や投薬中の方でも加入できるという優れものです。
以下のページによると、インターネット加入タイプで持病補償までついた海外旅行保険は今のところAIG保険会社だけのようですね。
■ 参考ページ
持病の人でも海外旅行保険に加入できる2つの方法
ちなみにAIG以外ですと、東京海上日動および三井住友海上の海外旅行保険も、保険期間が31日までであれば「疾病に関する応急治療・救援費用特約」がセットされているため持病が補償されます。
ただ、これらの保険会社には代理店経由で加入しなくてはならず、窓口に直接手続きをしにいく必要があるのでちょっと面倒ですね。
また、一般的に代理店で加入する場合はインターネットで加入するよりも保険料が割高になる傾向もあるので、この点も注意が必要です。