オリックス生命の働き方改革
オリックス生命は、働き方改革の一環として「セレクト勤務制度」と「女性経営リーダー育成施策」を来月より開始する予定です。
業績の拡大による、人材確保が優先
保険市場は飽和状態といわれていますが、オリックス生命は保有契約数が11期連続で2桁の伸び率を見せています。実にすばらしいです。そして、今後も成長し続けるために必要なのが人材確保です。
そこでオリックス生命は「セレクト勤務制度」というものを導入し、働き方の多様化を実現することで人材の確保につとめるようです。
この制度は「週3日以上の勤務日数」と「週20時間の勤務時間の条件」をクリアできれば、就業開始時間や勤務日等を自由に決められます。
この制度により介護や子育てを理由とする離職が減ることが期待でき、大切な人材を確保できそうですね。週3勤務であれば、保育園に落ちた場合でも一時預かりで対応できたり、介護中でもデイサービスなどの利用で勤務することができそうですね。
様々な事情があり、一般的な週5勤務が難しい方は多いです。少しでも無理なく仕事が続けられる制度があると、働き手も企業にもメリットがありますね。
女性経営リーダー育成施策について思うこと
セレクト勤務制度に加え、女性社員が上級管理職や経営層への登用拡大を目指し、外部講師の研修等を行う「女性経営リーダー育成施策」も導入するそうです。
オリックス生命だけでなく、あらゆる企業等で女性の管理職を増やすための取り組みを行っていると思います。このような取り組みは、正直「どうなのかな?」という印象があります。
女性が活躍できる社会は、同じ女性としてとても素晴らしいと思います。しかし、女性リーダー育成施策のような取り組みは、「女性の管理職や経営層の数をー増やすこと」が目的になってしまっている気がします。
女性が活躍できる社会は「女性管理職を増やすこと」を目的とした社会ではなく、「男性であっても女性であっても、平等に評価される」社会ではないかと思います。
「女性だから・男性だから」というような性差を考慮せずに、個々の実績に目を向けて平等に評価される社会であれば、女性は活躍できるのではないでしょうか。
女性の活躍ばかりに目を向けて、女性の管理職を増やすことばかり求めると、そのうち「男性差別だ!」なんて声も出るかもしれませんね。
(以下はニュース情報からの抜粋です)
オリックス生命 「セレクト勤務制度」「女性経営リーダー育成施策」の導入
オリックス生命は、働き方改革の一環として新たに「セレクト勤務制度」「女性経営リーダー育成 施策」を2017年11月より開始する。
同社は、保有契約件数が11期連続で2桁の伸び率を達成し、社員数は直近 3年間で約2倍となるなど急速に業容を拡大しているが、今後も成長を続けていくためには、 より一層の働き方の多様化を促進する必要があると考えている。
「セレクト勤務制度」は、育児や介護を理由にフルタイムでの勤務や週5日の勤務が難 しい社員を対象に、週20時間以上の勤務時間、かつ週3日以上の勤務日数を条件として、?勤務日数?曜日?勤務時間?始業・終業時刻を自由に選択できる制度である。これにより、週休4日とすることも可能となる。