最近の勤務状況
東京都を中心に、再び新型コロナウイルスの感染者が増加傾向にあります。
緊急事態宣言解除後の損保会社は、出勤する社員は増えつつありますが、テレワークや時差出勤などを活用して、いつ第2波が来ても事業が継続できるよう体制を構築しています。
特に本社部門のある東京は感染者数が増えているので、本社部門で率先してテレワークを導入している損害保険会社が多い印象です。
本社部門は金融庁等の監督当局とのやり取りもありますが、申請書等の電子化が進んでいることもあり、テレワークであっても影響は少なくなってきています。
一方、営業部門や査定部門もテレワークや時差出勤を継続しています。
これらの部門はお客様の情報を多く扱っているので、テレワークになかなか馴染まなかったのですが、各社工夫をしてテレワークを導入しているようです。
部・課にとらわれず、業務を「顧客情報を扱う業務」と「それ以外の業務」に分け、出勤組とテレワーク組で業務内容を分担を行っている会社もあります。
新入社員はどうしてる?
さて、本来ならば2020年4月に入社予定だった新入社員さん達ですが、多くの損保会社で入社式を中止しました。
配属日が決まるまで各々が自宅で研修資料を読み込むよう課題を出され、例年より1ヶ月以上遅い5月中旬頃にようやく各部署に配属となったそうです。
所属後の研修も、テレビ会議システム等を利用しリモートで行うケースが多かったようですね。
今後の損保のテレワーク状況
新型コロナウイルスの影響で、従来では考えれない勤務形態となりました。しかし、今後はこれがスタンダードになるのではと予想されています。
ある大手損保社では代理店営業をしている職員がテレワーク業務を行えるよう、大規模なITシステムを導入するというニュースもありました。
テレワークや時差出勤のメリットを活用しつつ、よりよい業務ができるようになると良いですね。